四国霊場第54番札所延命寺。

このお寺はわたしが先達申請でお世話になっているお寺です。
お参りするお遍路さんもお気づきだと思いますが、本堂は現在改修中であり、ご本尊は仮本堂に移動中です。

先日は檀家さんを中心に本堂屋根裏見学会が実施されました。
その見学会の出来事をブログにアップします。

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山門から見ると右手は高い塀になっているので、内部がどうなっているのか見えませんが、内部から見る風景はこんな感じになっています。改修工事は昭和元年以来ですから90年ぶりの改修です。

今回の改修は、全体的に本堂が手前方向に沈んでいるためにそれを元の水平の位置に戻すことも含まれています。
55番南光坊の大師堂も地盤沈下により傾きを改修していますので、どこのお寺も同じような感じなのでしょう。
ではなぜ地盤沈下が起きるか?は、瓦の重量が大きく影響しているようです。

昔の瓦葺は、屋根と瓦の間に練り込んだ土を挟むわけですが、これも屋根重量に関係するらしいことがわかりました。
今回はその土をほとんど使用せずに瓦は釘で固定するので大風のときに瓦が飛んで行くようなことは起きないとの事。
瓦そのものも軽量化が進んでいて、地上に掛かる自重の軽減がされているわけです。


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足場を上がると工事担当の宮大工さんが説明のために屋根にすでに上っておられました。
直に工事現場に足を運ぶことは滅多にない機会なので、説明する言葉を逃さぬように聞き入ります。

画像は瓦を取り除いて、本堂の屋根ウラ部分を撮影したものです。
宮大工さんが乗っている木を「はね木」と言います。

このハネ木が寺院建築において最も重要な役割をしていることを教わりました。


次回は図面を用いてそのハネ木の構造を皆さんに説明します。





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