四国霊場第53番札所円明寺から第54番札所延命寺に行く途中、旧北条市内に入ると右手に見えてくる山なみがあります。その山なみの中で一番高い山が高縄(たかなわ)山です。

高縄山のある高縄半島は、西部に松山市、北東部に今治市、南東部に西条市などが位置、その中央に半島の名となった高縄山 (986m)があります。

DSCF4151.jpg

鹿島から見た高縄山です。
青い海、青い空に映えますね!


その高縄山にある「高縄寺」。
その歴史は古く開基は紀元670年代まで遡ります。
現在では山号を河野山と称し、真言宗醍醐派の末寺です。


ご本尊は「十一面千手観音菩薩立像」。
仏像は今から約1200年前の作であり(公式ブログには7~8百年前)、口伝では行基菩薩の作とされ、四国地方では、まれにみる仏像のようです。
先日、愛媛県の担当者が仏像調査のために来寺、仏像を調べたとのこと。

高縄寺十一面千手観世音菩薩立像2

西山住職のご厚意により、調査の際にご自身が撮影された画像を特別にブログにアップすることを了承いただき、皆さんにご覧いただく次第です。(ただし画像の複製はご遠慮ください

この像は 昭和55年に愛媛県指定有形文化財となっていますが、
県の担当者いわく、「さらに詳細を確認し、できれば国宝指定にもって行きたい」そうですが、そんな事になれば四国で唯一になります。

高縄寺十一面千手観世音菩薩立像1

公式ブログによると、
「十一面千手観音」とは、頭部に十一の顔を表しており、「大光普照観音」とも呼ばれる。
前の三面は、おだやかで慈悲の面相。
左の三面は、怒っている忿怒の面相、悪人をいましめる。
右の三面は、頑張って生きる人を励ます面相。
後の一面は、大笑いをしている顔で、悪人に恥を知れと笑い、良心を目覚めさす。
頂上の一面は、如来の面、阿弥陀仏の化仏ともいわれ、仏道の教えをとく顔。
「千手」とは、「千顔」とも云い、千の手に一つ一つ眼があり、人々が苦しんでいるのを見て、すぐに救いの手を差しのべる。
中央の合掌の手を除いて四十本、一本の手から二十五種類の願いを叶えると云われる。
  衆生一切の御利益と安楽のため、そのー手に二十五種の世界があり、左右四十手で救済する。六道の内の地獄の苦悩を救済する。観音様は、人間の内面的な悩みを救い、慈悲と愛情深く病を除き、罪を滅し、福を求め、災難から身を守る功徳があるとされる、との事。

簡単に言えば、十一面観音と千手観音が合体した像であり、非常にありがたいご本尊だという事。
ただし、合体した経緯は不明とのことでした。

高縄寺毘沙門天(左側)

脇侍の左側に毘沙門天。

高縄寺不動明王(右側)

右側に不動明王を配しています。
両脇侍ともご本尊と同時期に作られた可能性が高いようです。
なおご本尊の光背は、厨子に入りきらないとの理由で今現在は取り外されています。



もともとこのご本尊は33年に一回のご開帳や、雨乞い祈祷の折りの際にご開帳していたそうですが、旧北条地区の方々からの熱烈な要望があり、毎年一日のみご開帳することになったようですが、秘仏にしていたために保存状態は極めて良好です。
現在のご開帳は年1回に開催される夏の大祭(8月9日)に実施
四万六千日功徳法要(柴燈大護摩供*火渡り)を行っており、毎年約300人の参拝者が訪れます! 高縄寺で最大の年間行事となっていますので、機会があればぜひご本尊さまとのご縁を結んでください。

高縄寺公式ホームページ
(クリックできます)


なお境内にある「たかなわ茶坊」では、参拝者に人気のおいしい珈琲が飲めますので、併せてご利用くださいね!
さらにお寺では4月から宗派を問わず、永代の遺骨・位牌 を預かっていただける、とのことです。これは関東や近畿にお住まいの元松山・北条市民の方々からの問い合わせにお応えした形との事。詳細は直接、お寺にお問い合わせください。




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