四国遍路用の菅笠には、いろんな文字が入っています。
正面に「梵字」が一字。
この部分が正面にくるように菅笠を被ります。

この梵字は弥勒菩薩を表す梵字で、発音は「ユ」です。
お大師さま(弘法大師)を表しているとされます。

そして、向かって右回りに

迷故三界城(迷うがゆえに三界は城)  何処南北有(どこに南北があろうか)
同行二人(遍路は自分一人でなくいつも弘法大師と一緒である)
本来東西無(本来東西は無く) 悟故十方空(悟るがゆえに十方は空)


と書いてあります。


江戸時代以前の遍路は命がけの遍路であり、途中で亡くなる遍路も多くいました。
「迷故三界城」は今でも骨壷にかかれるものであり、当時は遍路が道中で倒れた場合に、菅笠を棺の代わりとするという意味もあったようです。

1すげ笠


さて、菅笠の正面にくる梵字についてですが、遍路用品店で買えばいちいち菅笠に書かれた文字を確認することはないかと思いますが、わたしがやってしまった失敗談を敢えてお話しすることにします。

画像の菅笠。
四国遍路道沿いにある有名店で買ったものです。
しかしある寺院のご住職に「この梵字は読めない」とのご指摘をいただきました。

それまで気にもしていなかった(正しい梵字が書いてあると思い込んでいた)菅笠ですが、自宅に戻り、梵字を見比べてみたところ、似ているのですが何か違うことが分かりました。


bouji

これが正しい梵字です。
まさに「似て非なるもの」でした。

今まで何も知らずに、この菅笠を被ってお参りしていた自分が恥ずかしくなりました。
有名店で買ったものが「まさか!」です(笑) ただ、これも自己責任ですね~。

皆さんも、もう一度ご自身がお持ちの菅笠にある文字をしっかり確認してください。
ひょっとして、梵字以外にも間違いがあるかも知れません。

これから新しい菅笠を買う方はぜひ参考にしてください。







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