四国霊場第35番札所清滝寺のご本尊ご開帳は、11月12~16日(5日間)だけの実施であり、春のご開帳はありませんでした。わたしは関西在住時に関西先達会役員を務めていた関係でご住職と面識があり、この機会にご本人にいろいろお聞きできれば、という思いでお参りしてみました。

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清瀧寺は参道が狭く、運転の苦手なドライバーに出会わない事を祈りながら境内を目指す訳ですが、概して運転のあまりお上手でないお遍路さんほど大きいお車にお乗りのようです(笑)
冗談はさておき、境内に到着すると目を引くのが写真のお薬師さんです。
このお薬師さん、実はご本尊をそのまま拡大したお薬師さんです。胎内に入れますので、お時間のある方はぜひ神秘的な体験をしてください。

スケジュール表にはご本尊とご縁を結ぶには、「要予約」と書いています。
お寺に電話すると、氏名・見学人数・見学時間・電話番号を聞かれますが、現場に行けばお参りは誰でも受け入れてくださっていました。お参りを済ませて納経所で「ご住職が一日中、宝物館の中にいます」とのこと。


本堂の裏手にある宝物館は、ご開帳に合わせて階段が登り易いように作り直されていました。
本堂を見下ろすように建っている宝物館は普段は固い扉に閉ざされているようですが、この日は2枚扉の1枚だけが開放されていて、中に入ったままのご住職は扉の外に出てくるわけでもなく、ひっそりとしていました。

仕方がないので、半ば強引に半開き状態の扉を開けると、ご住職がひとりで座っていました。
「ご無沙汰しています」から始まった会話がその後は尽きることなく、延々と続きました。

なぜ扉が全開でないのか?を聞いてみると、「湿度管理」との回答。なるほど!


清滝さん

お接待としていただいた3枚のはがき。
その中にご本尊の薬師如来立像の写真が入っていました。

ご本尊は平安時代末期(1150年ごろ)の作であり、仏師は不明とのこと。
ご本尊の左右に日光・月光菩薩、その外側に十二神将像が館内いっぱいにお祀りされていました。
ご住職からは、ご本尊の袖や耳にロープの跡があり、原因は廃仏毀釈のときに、ロープをかけて避難させたこと、明治4年廃寺になり、明治15年本堂建立されたことなどをお聞きしました。

「どうぞお経を唱えて行ってください」とご住職。

こんな機会は滅多にないので、お言葉に甘えて唱えさせていただきました。
ただ至近距離にご住職が座っており、我々のお経を聞いていると思うと、普段よりもお経の「キー」が高めで唱えている自分がそこにいました(笑)


途中から館内に入って来た先達さんが、ご本尊の前に置いてあった法具(塗香など)を勝手に使い出した時は、普段は温厚なご住職も「勝手に使わないように!」と注意されていました。それは至極当然のことです。皆さん、お寺にある法具を使う時は必ず許可をいただきましょう。





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