四国霊場会公認先達には先達教典という指南書が全員に配布されます。
その教典をもとに巡拝上のマナーについて述べたいと思います。

公認先達は霊場を最低でも4周以上の遍路経験を持っています。中でも50周以上巡拝されている先達は延べ260人に達しています。道路が整備され車遍路が増えた関係で札所で金色のお札を見つける機会は増えたと思います。

昔の先達さんは巡礼者の作法についてよく注意していた光景を見ましたが今ではほとんど見かけなくなりました。間違った巡礼方法はほかの巡礼者に対しても失礼に当たります。ここでは代表的な例をあげてみる事にします。

1)寺院の山門、仁王門に立ったとき
聖域に足を踏み入れるという自覚を持ち、一礼を忘れずにする。
これは帰りでも同じです。一礼をして寺院を去ります。

2)手水場にて
身を清める意味を考えましょう。
口をすすぐ事は衛生上の問題もある事から「運心/うんじん」でも結構。
運心とは実際の行為はできないが行為を心で感じることを言います。

3)灯明、線香
夕刻、寺院がすでにそうじを終えた場合、風が強い場合など必ず献じる必要はありません。
それこそ運心で臨機応変に対応してください。

4)勤行について
本堂、大師堂で複数で勤行をする場合は他の巡礼者に迷惑とならないように1か所に集まり中央を空ける事。お堂の中央に居座る行為はマナーに反します。また先に勤行をしている遍路が居たら、終わるまで待つ。勤行の途中なのに無視して勤行を始める事はマナー違反です。これを「かぶせ」と言います。自分に時間のない場合は「看経/かんきん」をする。看経とは黙読のことです。読経の反意語です。

5)基本的に左側通行
寺院は左側通行です。階段を登る時も同じです。

6)納経について
原則として諸堂のお参り後に納経所で朱印を受けますが、納経時間が迫っていたりほかの参拝者がいっぱいでお参りできない時などは臨機応変に対応してください。

7)ほかの巡拝者に対して
互いに同行の仲間です。行き交う時は黙礼して相手の道中の無事をお祈りしたいものです。



諸堂の勤行については先達の中にも平気でマナー違反をする者もいます。
これは各所の先達会でも問題になっています。
先達のマナー違反は度重なるようであれば先達規定によって処罰の対象になる事を知っておくべきかと思います。

次回は実際に問題となっている先達のマナー違反例を紹介したいと思います。




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