皆さんは日本一低い山と聞けば、大阪の天保山を思い浮かべると思いますが、天保山は江戸時代に人工的に作られたお山です。そして実は自然で出来た日本一低いお山が徳島にあることをご存じでしょうか?

そのお山は、四国霊場17番札所井戸寺から18番札所恩山寺に向かう途中(へんろ道沿いでない)にあります。

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徳島市方上(かたのかみ)町弁財天8番地1。
この地はその昔、海の中だったそうです。このお山は小島であり、その関係で海の守り神とされる弁財天がお祀りされたとか。


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室町時代に入り、海が沖合に引いたためにあたりは水田地帯に変化し、現在に至るそうです。
1970年代の写真にはお山には立派な松が生い茂っていて(現在は枯死)、その写真を見る限りはまさに「小島」の体を成していたと容易に想像できます。


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さて、標高6.1メートルの弁天山。
お山の入り口には立派な鳥居があり、片方には「四国霊場世界遺産登録」の祈願札が設置されています。
この鳥居を過ぎれば、時間にして約20秒足らずで頂上に登頂できるわけです!



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頂上には弁財天の祠がちゃんとありました。
そしてその脇には、登頂者が記念にメモできる帳面があり(観音開きの箱があります)、登頂者の寄せ書きとともにお遍路さんのお札も貼り付けられていました。正面にはなぜか福山雅治さんの写真も!鍵が掛かっていないので、開閉は自由のようでした。




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今回のミッションは、登頂証明書を入手すること。
お山沿いの道を挟んだ向かい側にラーメン屋さんがあり、そこに行けば入手(100円)可能です。



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お店の店主いわく、保存会から委託を受けて「証明書」を発行しているのだとか。
その証明書はお店玄関の右側にある特設BOXにあります。
ただいくら100円払ったからと言っても黙って持ち去ることはせずに、お店にお声掛けはしましょう!
(お店の敷地内に自分が入っていることを自覚しましょう)



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お店の中に入ると、弁天山のお守りやステッカーなどを記念に買う旅行者もいるそうです。
わたしはお店自慢のラーメンとチャーハンをしっかりいただいて今回のミッションを完了しました。



弁天山に立ち寄る時間はほんの1時間ほど。
お遍路さんも旅の記念になる「日本一低いお山」にぜひ登ってみましょう。





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5月31日に74番甲山寺で開催された「四国霊場開創1200年結願法要」では、法要後に現代書家である岡本光平さんが同寺のふすまに書いた書「飛白体」のお披露目も実施されました。

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飛白(ひはく)体とは、弘法大師空海が中国(唐)から持ち帰ったとされる書体のことです。
漢字の書体の一つであり、刷毛状の独特の筆でかすれたように書くもので、後漢時代に創始されたと伝わり、唐代にも盛んに行われ、踊るような特徴のある書体です。

写真は岡本先生のスピーチの様子ですが、話があまりにも長すぎて聞いている方が少々疲れた感じでした。
ただ今回は撮影禁止の張り紙があり、先達といえども撮影は許されません。こうして先生越しにしか撮れませんでした。





飛白体

さてブログをご覧の皆さんには特別に写真を入手、公開いたします。
へんろ新聞の滝口さん撮影の写真を、ご本人のご厚意により、また甲山寺住職のご了解を得ていただいて掲載させていただいております。なお写真は貴重なものであり転載禁止とさせてください

この写真は見る限り、般若心経の最後のセンテンスのふすま書です。
最後の言葉である「般若心経」の「心」の部分の「、」の文字が入っていませんが、これが次の写真に繋がっていきます。
要するにこの写真は結願法要が始まる以前に撮影されたものである事が見て取れるのです。



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結願法要の途中に、ご住職自身が最後に般若心経の「心」の部分(点の箇所)に金色で文字入れする写真です。
選挙の時に当選者が選挙達磨の右目に墨をを入れる儀式と同じように最後の締めを住職がしたという事ですね!
なかなかよいパフォーマンスでした。

結願法要後は参拝者に客殿を開放して、飛白体の書を見る事ができました。
しかし撮影は固く禁止されていて、見学のみでしたが、見事な書に見る側は圧倒されました。
このような素晴らしい書はもっと参拝者に見せていただきたいと思った次第です。




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5月31日に四国霊場74番札所甲山寺で開催された霊場開創1200年結願法要です。
当日は地元のケーブルテレビを始め新聞社などメディアがたくさん来ていました。
メディア関係者だけでも50名くらいいたかも知れません。

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報道関係者は腕章を付けているので、取材と称して本堂そばまで行けますが、我々一般は恐れ多くて行けません(笑)
手前のお遍路さん姿の男性もメディア関係者でした。



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讃岐の寺院住職22名が参加して法要が始まります。
堂内に入る女性は79番のご住職さんです。


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そこへなにも知らない一般遍路の団体が本堂に押し寄せて来ました。
ラッキーなことにご本尊のご開帳に出会えたということでしょう。


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わたしのカメラ最大の望遠を駆使して撮れた写真です。
中央には甲山寺の大林住職です。
挨拶時の法衣をすばやく着替えての法要です。


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法要では、般若心経を千願唱えました。
法要参加者は200名弱なので、全員でいっせいに5回ずつ唱えます。
お寺全体がひとつとなってよい法要ができたと思います。





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四国遍路用の菅笠を知り合いのお寺の住職に塗装加工を依頼しました。
今、市販されているプレーンの菅笠は雨に弱く、菅笠の上から市販のビニールを被せて使用しているお遍路さんも多いはず。また巡礼用品サイトで最近見られるようになった柿渋を施した菅笠も大雨になると塗装が落ちる傾向もあります。

そこで寺院住職と相談して出来上がった菅笠がこれです。

法龍笠1-1

以前、ブログにも掲載しましたが、これは3回の下塗りを施したあとに仕上げ塗りをします。
その後に上から文字を書いているわけです。
うるし塗料を使用しており、雨の日でも頭に水が染み出てくることはありません。


法龍笠5-1

五大明王タイプの菅笠。



菅笠大

さらに今回は五大明王を前に、二大童子を後ろに書き上げて二大童子の真ん中に守り本尊を追加。
なかなかよい仕上がりになりました。

なお写真は光の加減により、見え方が違っていますが、肉眼に一番近い色は三番目の写真です。

これらの菅笠にご興味のある方は、ブログコメント欄にメッセージを書かずに問い合わせメールフォームを使用して直接メッセージを管理人にしてください。ただし業者の方はご遠慮いただいております。




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四国霊場開創1200年記念事業もこの5月31日に開催された「結願法要」を以ってすべての記念事業が終了。
74番札所で開かれた結願法要にはたくさんの信者、関係者が参加しました。
また各寺院で配られた記念御影(赤い御影)もこの日で終了し、以後は在庫の続くまで1枚100円で配られます。

甲山寺1

なぜ甲山寺で結願法要が開かれたかというと、現讃岐部会会長が甲山寺の大林住職だったという理由です。
来年以降の霊場会の役員は伊予部会→讃岐部会(4年ごとの持ち回り)に移行しますが、大林住職が続けて部会長になるか?は、未定のようです。

善通寺ほど駐車場の容量が大きくないために法要開始(10時)より1時間早くお寺に到着。
高野山の先達大会の盛況ぶりを見ていたので、この時間でも遅いと思っていたら、見事に外れました(笑)
先達受付を済ませて境内を見回すと、所定のテント席に着席している先達さんは10人ほどでした…。


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右手に写る白い屋根がテント席。
ほとんど人がいません。

「へんろ新聞」では、讃岐に所属する先達200名には通知、と書いてあったので拍子抜けでした。
もっとも開始1時間前なので、時間が迫れば大勢の先達が来るだろうと…。


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1時間前に着くと、なにもする事がないので椅子の数を数えてみると、、、168席しかありません。
先達や関係者を入れれば250名に達するという話と少し違いました。

ということは、募集した讃岐の先達さんは集まらなかった、ということ。
もっとも5/31までの記念御影を獲得すべく他の札所を回っていたのかも知れませんが・・・

わたしの見た所では、80人くらいの先達数でした。その他は檀家さんや寺院関係者、取材陣でした。

そもそも愛媛に住むわたしがなぜ讃岐部会主催の結願法要に参加できたか?と言えば、へんろ新聞を見て応募したということ。主催者側は問題なく受け入れていただけました。この結願法要を「1200年の卒業式」と位置付けて参加したわけです。


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大林甲山寺住職の挨拶は、テント席から直接、見る事はできません。
声のする方向に移動して、写真を1枚。
周りで写真を撮っているのはメディア関係者がほとんどでした。


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ご住職の挨拶後に讃岐の22名の僧侶が順番に本堂に入って行き、法要が始まりました。
この日は秘仏の薬師如来坐像も開帳され、貴重なご本尊と対面できました。



次回は法要の様子をアップします。




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