2014.12.31 ゆく年くる年
いよいよ、本年も残すところあと1日となりました。
そして、来る元日には高野山開創1200年の年を迎えます。
高野山では奥之院燈籠堂、伽藍大塔において、31日から元日にかけて放送されるNHK「ゆく年くる年」の中継が行われます。ぜひご覧ください。

四国霊場会としては4月23日および24日(2日間)、高野山にて記念行事を実施します。
わたしも関係者として両日は参加予定です。

高野山開創記念法会日程
(クリックできます)

4月23日 四国霊場会主催開創記念慶讃法会
4月24日 先達大会


記念法会日程を見ればお分かりのように、4~5月は記念法会が満載であり、宿坊も大混雑が予想されますので、この機会に宿坊に泊まる予定の方はなるべく早く予約を入れるようにしましょう。

西禅院

わたし達家族はすでに画像の西禅院の予約をしています。
松下幸之助氏が愛したお寺を幸運にも予約できました。壇上伽藍のすぐそばに位置、今から楽しみです。



さて、四国八十八ヶ所霊場の中でも「ゆく年くる年」に出てくる寺院はあります。
第23番札所薬王寺

薬王寺公式ホームページ
(クリックできます)

毎年八十八寺院のうち、どこかの寺院が「ゆく年くる年」に登場してくれるのは、関係者として嬉しい限りです!

なお四国霊場開創1200年記念に関して、記念スタンプおよび記念御影については(押印期間)、平成27年5月31日まで引き続いて受けることができますので、まだ納経帳をすべて押印できていない方は計画的に巡拝してください。



本年中はわたしの拙いブログにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
来年も本年同様に旬の情報をお届けできるように精進しますので、よろしくお願いいたします。
みなさま、どうか佳いお年をお迎えください。




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四国霊場第55番札所 南光坊は、第二次世界大戦中の今治空襲によりほとんどのお堂が焼失。
本堂も空襲の対象になり、残念ながら消失してしまいます。

本堂が再建されたのは、昭和50年台に入ってからです。
再建されるまでの間は、空襲の難を逃れた大師堂で本尊とお大師様がお祀りされていたとの事です。


DSCF2911.jpg


さて南光坊は今では境内が整備され、大きな山門をくぐると正面に立派な本堂が見えます。
この本堂の大きな屋根に目が釘付けになることもしばしば。

本堂を再建するにあたり、どこかのお寺をモチーフにしたのですが、先代の住職によれば、奈良・唐招提寺を参考に設計されたとの事です。唐招提寺は南都六宗の1つである律宗の総本山であり、南光坊は真言宗・御室派です。
普通なら現在の本山である仁和寺もしくは、以前の本山であった醍醐寺を参考にするものではないか?という単純な疑問は残りますが、そこは再建するお寺の御意向が優先された、と見るべきなのでしょうか…。


大都市を中心に寺院の景観を叫ばれる昨今。
51番石手寺の景観問題もあり(今は円満に解決)、できればこの本堂が写真にあるように、いつまでも青空に映える本堂であり続けてほしいものです。




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四国遍路を何度も重ねているとよく耳にするのが、60番札所横峰寺に向かう林道が冬期(12月末から2月末まで)通行止めかどうか?その他にお参りする方法がないかどうか?です。

はっきり申し上げます。

冬期は「通行止め」です。
林道を管理する「いしづち森林組合」に確認しても同じ答えが返ってきます。
冬期通行止めは、期間中は料金ゲートの手前の橋付近にも「通行止め」の看板があります。
また料金ゲートには、車が入り込まないようにバーやコーンの設置があります。

ただし通行止め期間中でも、バーやコーンが排除されている場合もあります。
組合によれば、それは道路補修業者や林業関係者が保全のために林道に入っているものであり、ゲートやコーンがないからと言って、そのまま林道を一般車が入ってよいとは言っておりません。


お遍路MAP1

横峰寺の副住職さんも通行止めであることを明言されていますし、お遍路マップにも通行止めと明記されています。
それにも関わらず「自己責任」と称して、林道に入る一般車がいます。

通行止めの期間は、林道の通行料(往復1800円)を払う必要はありません。
お遍路には多額の費用が必要です。少しでも巡拝費用を抑えたい気持ちは誰もが持っています。
だからと言って、お寺、管理組合が言い、お遍路マップにある「通行止め」というルールを無視しても良いのですか?

今年は11月中でも道路凍結などで、バスがハンドルを取られて事故を起こしたりして、運転の慣れているドライバーでもそんな状態なのです。通行料を節約しても、あとで自分に帰って来るリスクを考えたら安いものです。

冬期通行止めの期間は2か月あまり。
その期間は別の札所にお参りするなど、お遍路は計画的に準備したいものです。

この冬の通行止めの期間:2014年12月29日~2015年02月28日までです。





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四国霊場第35番札所清滝寺のご本尊ご開帳は、11月12~16日(5日間)だけの実施であり、春のご開帳はありませんでした。わたしは関西在住時に関西先達会役員を務めていた関係でご住職と面識があり、この機会にご本人にいろいろお聞きできれば、という思いでお参りしてみました。

DSCF5967.jpg

清瀧寺は参道が狭く、運転の苦手なドライバーに出会わない事を祈りながら境内を目指す訳ですが、概して運転のあまりお上手でないお遍路さんほど大きいお車にお乗りのようです(笑)
冗談はさておき、境内に到着すると目を引くのが写真のお薬師さんです。
このお薬師さん、実はご本尊をそのまま拡大したお薬師さんです。胎内に入れますので、お時間のある方はぜひ神秘的な体験をしてください。

スケジュール表にはご本尊とご縁を結ぶには、「要予約」と書いています。
お寺に電話すると、氏名・見学人数・見学時間・電話番号を聞かれますが、現場に行けばお参りは誰でも受け入れてくださっていました。お参りを済ませて納経所で「ご住職が一日中、宝物館の中にいます」とのこと。


本堂の裏手にある宝物館は、ご開帳に合わせて階段が登り易いように作り直されていました。
本堂を見下ろすように建っている宝物館は普段は固い扉に閉ざされているようですが、この日は2枚扉の1枚だけが開放されていて、中に入ったままのご住職は扉の外に出てくるわけでもなく、ひっそりとしていました。

仕方がないので、半ば強引に半開き状態の扉を開けると、ご住職がひとりで座っていました。
「ご無沙汰しています」から始まった会話がその後は尽きることなく、延々と続きました。

なぜ扉が全開でないのか?を聞いてみると、「湿度管理」との回答。なるほど!


清滝さん

お接待としていただいた3枚のはがき。
その中にご本尊の薬師如来立像の写真が入っていました。

ご本尊は平安時代末期(1150年ごろ)の作であり、仏師は不明とのこと。
ご本尊の左右に日光・月光菩薩、その外側に十二神将像が館内いっぱいにお祀りされていました。
ご住職からは、ご本尊の袖や耳にロープの跡があり、原因は廃仏毀釈のときに、ロープをかけて避難させたこと、明治4年廃寺になり、明治15年本堂建立されたことなどをお聞きしました。

「どうぞお経を唱えて行ってください」とご住職。

こんな機会は滅多にないので、お言葉に甘えて唱えさせていただきました。
ただ至近距離にご住職が座っており、我々のお経を聞いていると思うと、普段よりもお経の「キー」が高めで唱えている自分がそこにいました(笑)


途中から館内に入って来た先達さんが、ご本尊の前に置いてあった法具(塗香など)を勝手に使い出した時は、普段は温厚なご住職も「勝手に使わないように!」と注意されていました。それは至極当然のことです。皆さん、お寺にある法具を使う時は必ず許可をいただきましょう。





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四国霊場第32番札所 禅師峰寺は土佐湾の海岸に近く、標高80mほどの小高い山上にあることから、地元では「みねんじ」とか「みねでら」「みねじ」と呼ばれています。
山門の右側には池があり、今ではお不動さんが建立されていますが、昔はありませんでした。また山門をくぐると、今ではなだらかな階段が続きますが、昔は自然石が狭く築かれ急こう配の階段でした。

さて峰寺では、お参りの後にすばらしい絶景が待っています。
階段を上り切って、右側に行けば本堂ですが、左側に行くと土佐湾を見下ろす雄大な景色があるのです。


DSCF5954.jpg

絶景の前には、椅子が置いてあってそこに荷物を下ろすことが可能。
手前にあるビニールハウスが太陽に反射してこれまたすばらしい情景を演出してくれます。


DSCF5955.jpg

右側に視線を移すと、竜頭岬(桂浜)方面が見えます。
坂本竜馬記念館と桂浜荘(旅館)があり、人気の桂浜荘は予約がなかなか取れません。








DSCF5956.jpg

晴れた日の景色は最高です。
先を急ぎがちになりますが、わたしはこの景色のために10分は留まります。
自然の雄大さはわたしにとって「最高のおもてなし」でもあります。


たかが10分。されど10分。
洗心を受けるには十分すぎる時間です。




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四国霊場第33番雪蹊寺は臨済宗妙心寺派の霊場です。
元々は延暦年間に弘法大師が開基されたお寺ですが、中興の祖・月峰和尚が天正年間に臨済宗に改宗したお寺です。以後、長宗我部氏の菩提寺となり隆盛を極めたお寺です。

DSCF5958.jpg

どのお寺もそうですが、青空がやっぱりきれいに映えますね!
さて、この雪蹊寺も霊場開創1200年を記念して11月12~16日までご本尊のご開帳を実施。

DSCF5959.jpg

最近新しくなった本堂右側に「ご開帳案内」の道標がありました。
ご開帳を見る前に本堂でお経を唱えていたのですが、読経中に「ゴン!」という鈍い音を2回ほど聞いたのですが、この背の低い渡り廊下に頭をブツけていただろう事を現場を見て妙に納得できました(笑)


DSCF5962.jpg

スケジュール表を見ると見学には「事前予約が必要」と書いてあり、わざわざお寺に電話を入れたのですが、現場ではその場でも受け付け可能であり、予約電話をする必要は無理に無かったことが判明。

志納金300円を支払い、本堂も真裏にある「霊宝館」に入ります。
ちなみに「霊宝館」の文字は、かの山本玄峰和尚(昭和の傑僧)の直筆とのこと。
もちろん館内は撮影禁止です!



DSCF5965.jpg

入り口(正面)で靴を脱ぐと、その正面にご本尊である薬師如来坐像がいらっしゃいました。両脇には日光・月光菩薩、その周りには十二神将。すべて運慶と長男の湛慶の作であり国の重文に指定されているとの事でした。

お参りの後にいただいたお茶が空腹の胃を満たしてくれました。
丁度お昼時だったので、昼休みを利用して制服姿のOLさんが何人も見学に来られていました。



このお寺では毎年旧暦の四月八日に「花まつり(灌仏会)」が実施されます。
お釈迦様の誕生を祝うお祭りで、花や草履などを供えて、お釈迦様の像に甘茶をかけてお参りする習わしです。
ぜひ足を運んでみてください!






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前回の続きです。

四国霊場第31番札所竹林寺の本堂(内陣)に入っていきます。

DSCF5944.jpg

この本堂も重要文化財に指定されている由緒ある建物で、入母屋造、杮(こけら)葺き。内陣には本尊文殊菩薩像を安置する厨子を配置。建立年代は、同じ高知県内の土佐国分寺金堂との比較から、室町時代と推定されています。


塗香を塗った参拝者は、本堂の内陣に入っていきます。
最初にあるのは、310年前に作られた2代目台座です。獅子台座はヒノキ製。

その後に、下の配置図の順路に従ってお参り。
入り口→2代目台座→白衣観音→聖観音→(天井絵図)→厨子内の順番でお参りします。

竹林寺配置図

やはりご本尊のところで列は渋滞するのですが、たまたまご住職が内陣に入って来られたので、天井(頭上)にある天女図についてもお話しをお聞き出来ました。それでわたしは取り敢えず馬頭観音さままでお参りをした後に、また白衣観音さままで逆戻り(平日だからできたのだと思います)、それを3回ほど繰り返し、ご本尊さまをしっかり目に焼き付け、深いご縁を結びました。理由は明白です。次のご開帳は、わたしには残された時間がないからです(笑)

(厨子内の仏さま)
須菩提(すぼだい)尊者・・・インド僧。文殊菩薩から教えを授かるために中国・五台山に旅した。
優填王(うてんのう)尊者・・・文殊菩薩が乗る獅子の手綱をひく役目をする。
本尊 文殊菩薩・・・智恵の仏さま。正式な名前は「文殊師利(もんじゅしり)菩薩」。古代インドの言葉を表す。
善財童子(ぜんざいどうじ)・・・文殊菩薩のアドバイスで53人に会って悟りの世界に至った少年。
最勝(さいしょう)老人・・・須菩提尊者が五台山で出会った老人。文殊菩薩の化身。


お参りの後は堂内でひとりずつ宝印加持をお受けして、出口から退出しました。




DSCF5951.jpg

画像のお守りは一生持っていてもご利益がある(返却不要)とされるお守りです。
テント内で説明を受けた時にイケメン僧侶がPRしていた竹林寺一押しのお守りだとか。
(*わたしは買わずに撮影だけさせてもらいました)




DSCF5949.jpg

時間があったので、1枚目の本堂を撮影した同じ位置から望遠レンズを使って撮ってみました。
自身がもう少し低い位置になればご本尊が撮れたかも知れませんが、信仰の対象を撮影するものではありません


それに代わる面白い事実を発見しました!
どうしてもご本尊のお姿を見たいというブログご覧の方に朗報です!!



12竹林寺1

このパンフレットは今年の1月or2月ごろに入手したものです。
それを電燈などの光にあてて透かしてみると、なんとご本尊様が浮き出て来られました!

こんなことって、、、あるのですね!
皆さんも同じパンフレットをお持ちなら、ぜひ試してみてください。






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日本三大文殊(京都・智恩寺、奈良・安倍文殊院、高知・竹林寺)のひとつとされる四国霊場第31番札所竹林寺のご本尊は文殊菩薩。
50年ぶりに開帳されたご本尊さまとご縁を結ぶために信者、お遍路さん、観光客を問わず平日でもたくさんの参拝者で賑わっていました。さすがメジャーなお寺は集客力も違いますね!

わたしは春のご開帳には都合が付かずに行けませんでしたが、とうとうご縁を秋に結べることができました。
先達仲間から「竹林寺は必見」と春から聞いていたので、ワクワク感でいっぱいでした(笑)

DSCF5953.jpg

牧野植物園と共用の駐車場は平日でも上の駐車場まで行かねば空いていません。
やっとの思いで空きスペースを見つけて、竹林寺に向かいます。

テレビクルーの取材を横目に見ながら、お目当てのご本尊さまに会いに本堂へ。




さて、ここで春と秋のご開帳でそれぞれ違うパンフレットの紹介です。

竹林寺10

春のパンフレット。
実はご本尊が座る台座が春と秋で違っていました。

この台座は江戸時代に作られた台座です。
それまで秘仏とされたご本尊のご開帳を記念して、新たに作られた「2代目の台座」です。今から310年前の台座は立派な「獅子」の形をしています。





竹林寺11

秋のパンフレット。
元々、行基菩薩が作った文殊菩薩が製作当時から座っていた「初代の台座」です。
今から1290年前、獅子は日本におらず、行基は見たことがない獅子を想像上で彫るしかなかった時代です。彼は獅子を犬の延長線上の生き物として見ていたのでしょうね。




DSCF5942.jpg

という事を、順番待ちのテント内でイケメン僧侶のお兄さんから興味深くお聞きできました。
テント内で解説を聞き、堂内に入る前に塗香(ずこう)を両手に塗って、いよいよ入って行きます。

拝観料はどこのお寺よりも高い1000円です。
その分、たくさん見たいと思いました(笑)
幸い52番太山寺で「ご本尊の観方を学んだ」ので、一方通行を少しだけ逆走してみる事にしました!



ここからは撮影禁止なので、画像はありません。
次回は言葉だけになりますが、内陣の様子をアップする予定です。





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