宮窪町戸代(みやくぼちょうとだい)にある15番札所・三光庵。
村上水軍博物館の前を通りながら海側に目をやると、それはすばらしい景色が待っています。

「ザァザァ」流れる潮流の音は、まるでどこかの川の上流にいるようです。

三光庵はその潮流を見渡せる小高い丘の上にあります。


DSCF3850.jpg

このお堂のご本尊は薬師如来。

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「撮影してもいいでしょうか?」
「どうぞ、どうぞ」

島四国のお堂で撮影不可の場所はありません。
常住しているお寺以外は、撮影も気軽に可能だしお堂の中にも入れます。

わたしの場合はお勤めをしてから許可をいただきますので問題ないのかも知れません。


DSCF3844.jpg

島四国の多くのお堂の正面にお祀りされているのは「ご本尊」でなく、お大師様が多いように感じます。
まずお大師様が正面に祀られて、その隣にご本尊がお祀りされていたりします。
このお堂でも中まで入ることを許され、間近でご本尊やお大師様を拝顔させていただきました。

DSCF3849.jpg

お堂の左側にあるのが生目八幡さまです。
「目」のご利益があるとされ、ご縁日以外でも普段から参拝客が多いとか。

なおご縁日の期間中、お堂では八幡さま専用のご朱印をいただけます。
正面で対面すると「眼力」に圧倒されそうです。

たいへん有難いご縁を頂戴しました。





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今年の本屋大賞を受賞小説「村上海賊の娘」は、ここ島四国霊場がある今治・大島が舞台です。
4月26日に作者の和田竜さんが大島にお越しになり講演をしたのですが、それは大盛況!地元ではこれを機会に観光客を大島に呼び込むべく、いろんな仕掛けを展開しています。併せて「瀬戸内しまのわ2014」イベントも開催中であり、今、しまなみ海道周辺は盛り上がっています。ぜひお越しください!


本屋大賞記事(朝日新聞)(クリックできます)

瀬戸内しまのわ2014公式HP(クリックできます)


島四国八十八ヶ所 第10番札所 證明寺(しょうみょうじ)。
かつてこの寺院は、能島村上水軍の菩提寺であり、往時は小高い丘の上にあったとされます。

DSCF0968.jpg

現在はお堂だけになりましたが、お堂周りはいつも清潔に保たれています。
ご縁日以外に訪問した事がありますが、地元の方が交代で清掃活動を日常的にされているようです。




DSCF0967.jpg

お堂の前にたたずむ石碑。
この場所は往時の境内の端っこだったようです。
石碑の隣には、室町時代の宝篋印塔(水軍武将の供養塔)があります。

小説が本屋大賞を受賞した事で訪問者も増える事でしょう。



DSCF0965.jpg

今ではこのお堂だけです。
本四国の第10番切幡寺のご本尊は千手観音菩薩。
このお堂でお祀りしている正面の像は千手観音でなく、お釈迦様をお祀りのようです。
(堂内は暗くて確認し切れませんでしたが…)

場所が少しわかりにくい所にありますので、不明な時は近くに交番がありますので聞くことができます。





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大聖庵(だいしょうあん)のご本尊は不動明王。
本四国の9番札所法輪寺のご本尊は涅槃釈迦如来なので少し違います。
どちらかと言うと、45番岩屋寺に近い感じのお堂です。

DSCF0961.jpg

本堂に続く長い階段。
このお堂は高台に位置しているので、この階段に着くまでにも急坂を登って来ます。
あと一息というところですが、上を見てしまうとのぼりたくなくなります(笑)


DSCF0962.jpg

お堂の当番の方は高齢者です。
高台まで本当にご苦労様です!


DSCF0963.jpg

本堂で佇んでいると、下から団体が登って来ました。
ほとんどの方がゆっくり時間を掛けて登って来られます。


DSCF0964.jpg

このお堂の特徴は45番岩屋寺と同じ逼割(せりわり)禅定がある所です。
お堂の左手の巨石に掘られた不動明王。
その横に人ひとりがやっと通れる石穴があり、その奥にはお不動さんが祀られています。
不浄の人は石穴に入れないと言われるところは四国別格霊場3番慈眼寺を思い出しますが、距離から見ると本四国霊場35番清滝寺の薬師如来立像の戒壇巡りに近い感じがします。


次回は今年の本屋大賞受賞小説「村上海賊の娘」のお堂についてです。




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今治・大島にあるミニ四国八十八ヶ所霊場「島四国霊場」は、本四国霊場の札所の立地条件を似せた形で成立しています。霊場開創時に本四国により近づけようとした先人の苦労が見て取れます。

わたしが去年から始めた島四国巡拝は今年で二年目です。全長63㌔の行程はその気になれば2日で結願(車の場合)で出来そうですが、地元の方々のおもてなしを受けてしまうと、とても回り切れないことが分かりました。
思うに本四国の昔の風情が未だに色濃く残っている霊場がここ島四国ではないか?という事です。

ただお遍路さんを受け入れる側も高齢化が進み、若い後継者の育成が急務になっています。
去年までは旧暦の3月21日から3日間(固定)のご縁日開催でしたが、後継者の参加促進を目的に4月19日より3日間のご縁日開催に変更されました。


その効果は、、、なんとなくですが、今年の方が札所に若い方が増えた気がしています。
ただ札所ご本尊の云われなどを質問しても「わかりません」との答えが多く、それは改善していただきたいと感じましたが「わからないので、どうぞ!」と堂内に気軽に招き入れてくださる札所が増えた気がしました。
それはそれで大変ありがたくご本尊を間近で拝むことができたわけです。


海南寺1

島四国霊場第8番札所 海南寺。
ここは島四国で4ヶ寺しかないご住職が常住しているお寺です。
お堂が多い札所の中では「大きい規模」のお寺です。


海南寺2

山門から境内を見た画像。
突き当りが本堂、右側は本坊になります。
ここでの注目は副住職のエンターテイナーぶりです。
地元ではかなり有名な副住職は茶目っ気たっぷりのナイスガイです。

お接待は、ちらし寿司。
「何個いりますか?」→(1個で十分でございます)
他の札所でいただくお接待によってお腹が満杯ですが、お断りするわけにもいかず美味しくいただきました。


海南寺3

ご本尊は千手観音。
境内に残されている宝印塔も必見です!

お寺の前にあるファミリーマートで近所の子ども達に遭遇。
「ようお参りです~」と言われた言葉に、脈々と受け継がれてきたお接待の歴史を感じました。



島四国シリーズはまだまだ続きます。
本四国霊場よりも「のどかであたたかいおもてなし」を受ける事ができる霊場だと思います。




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瀬戸内海のほぼ中央部しまなみ海道の通る 愛媛県今治市の大島には
文化4年(1807)に開創され200年以上の歴史と伝統を誇るミニ四国八十八ヶ所霊場があります。

「島四国」と呼ばれる霊場参りは全国にたくさん存在しますが、開創年がはっきりしている霊場は希です。
全長60キロ超。
ゆっくり歩いても3日(ご縁日)あれば十分に廻る事ができます。
札所のある場所は、本四国とできるだけ同じような地形を選んで建てられています。

札所の多くは「お堂」で、住職は在住していないのが特徴です。
八十八ヶ所のうち、住職が常住しているのはたった四ヶ寺だけです。

ご縁日の三日間は、島の人が交代で遍路を迎える特別な日でもあります。


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毎年の開催は旧暦の3月19日から21日まで(去年は4月28日~30日)でしたが、今年から画像のように日程が変更になりました。
主な理由は島の高齢化が進んだ結果、お堂を管理する側の体制が整わなくなったためです。
島の後継者(若い力)が集まり易い日を選んだということであり、これも時代の変化なのでしょう。


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普通の民家の倉庫に掲げられている看板です。
(向かい側にお堂が建っています)

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ほとんどの札所はこんな感じのお堂です。
ただこのお堂の横に設けられたテントが接待所となっていて、「これでもか!」という位の篤いお接待をそれぞれの札所でいただく事ができます。島民はお遍路さん=お大師様なんですね!

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納経料は100円。
「ご自由に朱印を押してください」とあります。
また札所によっては「次の札所でまとめて納経します」なんていうところも!
(要するに無人のお堂のことです)


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今年の本屋大賞受賞小説「村上海賊の娘」の舞台です。
お遍路さんでない観光客も増えることでしょう…。


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お大師様の足あと。
最初に見た時は鳥肌が立ちました。
こんな霊跡もあります。







今年のご縁日:
4月19日~21日(3日間)

お遍路グッズ:
よしうみいきいき館前の特設テントで販売します。
手ぶらで来ても大丈夫!
(納経料は100円です)

最近は車で来る遍路が増えました。
しかし大きい車は札所の前まで行けない場合があり、近くに青空駐車することになります。
この3日間に関しては、違法駐車は大目に見ていただけるものと思われます。
(ただし拡大解釈は止めてください)


また住職在住のお寺では様々なお接待(うどんやちらし寿司など)があります。
今回は試験的に初日の7時によしうみいきいき館集合で寺院の副住職が先達の役目をしてくれます。
詳しくはHPをご覧ください。

島四国霊場HP
(クリックできます)



この機会に島四国にお参りすることをおススメします。






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今、あちらこちらの新聞で取り上げている記事の根源の画像を入手しました。
この画像は徳島の遍路休憩所で貼り付けてあったものです。


毎日新聞 記事(クリックできます)
四国新聞社 記事(クリックできます)
京都新聞 記事(クリックできます)



シール1(お遍路)



この文面を見た時にわたしはすごくショックを受けました。
こんな狭義の考えを持った遍路が存在することを。

しかも「礼儀しらず(原文のまま)」との表記。
どういう礼儀知らずなのか?が全く見えて来ません。

しかも「朝鮮人」「気持ち悪い」と主観的に糾弾しています。



「日本の遍路道を守ろう会」とはどんな会なのか知りませんが、はっきり申し上げます。

わたしは四国霊場会公認の大先達です。
このようなレベルの低い張り紙は止めなさい。
あなたのしている行為は、民族的出自を理由に差別しており、日本が批准している人種差別撤廃条約に触れます。
霊場会にも確認しましたが、同じ立場です。

Jリーグ浦和レッズの差別的横断幕の事件がありましたが、一部の心無い人たちの行為で全体に迷惑が及ぶことを知るべきです。お大師様は差別を理由になにをされましたか?それを考えなさい。

礼儀を知らないのは、あなたの方です。







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巷で話題の「なんちゃって新幹線」に会いに行って来ました!
正式名称は「鉄道ホビートレイン」と言います。

0系新幹線に似せたこの列車は、ディーゼル列車を1500万円掛けて改造したものです。
JR予土線(宇和島~窪川)を走るこの列車は、実は1日7便運行の普通列車です。

HBトレイン7

宇和島方面に行く用事(主にお遍路)はたくさんあります(笑)
ビックリしたのは、降車してきたお客さんの中にお遍路さんがいたことです!
と、いう事はお遍路さんも利用できるという事ですね。




HBトレイン1

宇和島始発のホビートレイン。
出発の30分くらい前からスタンバイしている?
だって20分くらい前に行ったら「すでに入線しています」。

1両編成のかわいい列車でした!



HBトレイン3

運転席から見る景色。
空気抵抗を失くすために無数の穴があいているらしい。逆じゃないのか??

そんな事だから最高速度が85km/hなのでは??(笑)


HBトレイン4

横顔。
中がどうなっているか?すごく興味あるところです(笑)


HBトレイン2

左手前の席は実際に0系新幹線で使用されていた椅子。
しかも警笛は0系の実物ですって。


車内はJR四国で走っていた車輛の模型や歴代新幹線の模型が60輌ほど展示されています。



HBトレイン

残念なのは、窪川(高知方面)行きは、新幹線の顔。宇和島(愛媛方面)行きは、この顔。
(前と後ろの顔が違う。1500万円では両方は作れなかったみたい)



この列車のほかにJR予土線では、海洋堂ホビートレイン、しまんトロッコと3種の観光列車を運転中。
9月末までは、予土線3兄弟に乗ろう!キャンペーンを実施中です。

お遍路さんも乗れる列車。
四万十川に沿ってゆっくり走る新幹線の遍路旅もいいかも知れませんね。





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先日、四国霊場会公認の特任大先達・寺岡ご夫妻にお会いしたのですが、特任大先達に関して一般の先達とどう違うのか?をご紹介します。

特任大先達とは全先達の中から霊場会に多大な貢献があったと認められた人に与えられる称号であり、定員は10名しかありません。欠員が出た段階で準特任大先達(定員30名)の中から推挙される栄誉職です。準特任大先達についても同じ(大先達の中から推挙)で、欠員がなければその階級に上がることはできません。先達番号はすでに15000番を超えていますので、限られた階級と言えます。

札所で錦札を見つけるのと同じくらい、特任大先達や準特任大先達に会う機会は少ないと思います。
わたしはご縁あって関西在住時に関西先達会の役員を務めた経験があり、当時の会長が寺岡さんだったという訳です。

先達用輪袈裟1

画像はわたしの先達用の輪袈裟です。
左側に名札(先達番号と名前)、右側に銀色のバッジがあります。
銀色のバッジは四国霊場会公認の銀札(25巡以上)を使用している事を指します。


先達用輪袈裟2

一般先達の場合は、階級により写真のような記章を付けます。
記章のない輪袈裟を身につけている場合は、平先達を指します。
ただし階級の上下で先達の人格が決まる訳ではありません。わたしの知っている先達さんでも豊富な経験と知識を持った立派な先達さんはたくさんいらっしゃいます。

一般遍路の方はこの輪袈裟を見たなら、遠慮なしに不明な点を聞いてください。
なんでも答えるだけの経験が先達にはあるはずです。





特任輪袈裟1
左:特任大先達の輪袈裟
右:準特任大先達の輪袈裟

先達番号が4桁(わたしは5桁)の方の名札は先達番号はなく、お名前だけです。
それぞれ金色のバッジがありますが、霊場会公認の金札(50巡以上)を使用しているという意味です。
(ただし御夫妻の巡拝回数は120巡以上ですが100巡以上の公認バッジはありません)



特任輪袈裟2
左:寺岡進特任大先達
右:寺岡妙子準特任大先達
(御夫婦で特任先達を拝命しているのは珍しい)


このシーンはなかなか珍しいはずです。
あと10年もすればこのショットは貴重なものになるかも知れませんね!




寺岡先生へ
わたしの無理な要望にも快くお応えくださりありがとうございました。
今後共ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。




次回は錫杖について紹介します。







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昨日は所用で75番札所善通寺に行って来ました。
事前にある方とお会いする約束があり、この機会に無理を承知で「あるお願い」をしました。


寺岡進特任大先達。
寺岡妙子準特任大先達。


「特任大先達」とは、先達の階級の中で最上位であり、先達の頂点にある立場の方です。
われわれ一般先達とは格が違い、霊場会に多大な貢献があった方に与えられる称号です。

先達と特任先達との違いはまた説明機会を設けますが、今回はご夫婦の納経帳を拝見し、その画像をカメラに収めたかったのです。わたし自身は何度も納経帳を見せていただいていますが、ブログに掲載する事を快くご了解いただきましたので今回のアップとなったわけです。


寺岡大先達3

何度も何度も重ねて押されたご納経印。
納経帳もズッシリ重いのです!
(単純計算でわたしの納経帳の3倍の重さです)


寺岡大先達4

ご夫婦それぞれの納経帳。
撮影場所は霊場会本部事務局の応接室。
それこそ一般先達は入れないVIPルーム(汗)
恐縮しながらの撮影でした!







寺岡大先達5

先達番号4000番台(わたしは10543番)なので、昔から巡拝されています。
まだ30番札所が安楽寺の頃の納経帳です。





寺岡大先達2

ご夫婦の笑顔がすばらしい!

「わしらの写真なんか撮らんでもええやろ~!」なんて言いながら、ちゃんとポーズに応じてくれるご夫婦でした!
輪袈裟も一般先達とは違うので目立ちますね~。

ただ札所の納経所でこの輪袈裟を知らない方がいるのには残念としか言いようがありません。
せめて輪袈裟の違いくらいは知識として覚えていて欲しいものです。

わたしも分からない事が多々ありますが、いつもご夫婦に的確にアドバイスをいただいています。





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