| Home |
2013.12.13
世界危機遺産に選定された神社(その2)
前回の続きです。
大洲には「少彦名神社」が二つ存在します。
ひとつ目は、ここ菅田町大竹地区にある神社。
ここは少彦名命のお墓(古墳)が山頂にあり、藩政時代は「入らずの山」として厳しく管理されていました。
もうひとつは、菅田町菅田地区にある神社です。
ここは少彦名命が滞在したとされる場所です。
同じ名前を持つ神社ですが、菅田地区にある少彦名神社は地元の方の篤い信仰で守られています。
大竹地区にある少彦名神社は歴史的背景もあり氏子が存在せず、近代に入り地元の有志がお守りしていました。

神社の大鳥居前にある案内板です。
この案内板が見えたらここが「おすくな社中」が管理している神社であることが分かります。
さて参籠殿の前にある階段を上れば拝殿が見えてきます。
拝殿に繋がる石段は只ならぬ雰囲気を醸し出していて、なにかのパワーを感じます。
後から分かったことですが、カメラを通して見ると光のパワーだったのですね!

境内は風の音、鳥のさえずりなど自然の音しか聞こえてきません。
木々の緑がやさしく自分を包んでくれそうな感覚です。

拝殿。
多くの人はこの拝殿を「本殿」と間違えてお参りをしてそのまま帰るそうです。
それもそのはず。神主さんは別の所にいるらしく誰の説明もないからです。
でも、、、ここは「拝殿」ですよ!
光のパワーはすばらしく、午前中にお参りすることをお勧めします。
しかし何だろう。
神様が自分の近くに降りて来られている…。そんな感覚があります。
しっかりお願いをしましょう!
参考までに。
神社はその昔、拝殿左側に整備された参道があり、そこから中殿、本殿へ続いていたそうです。
しかし昭和30年台を境に次第に管理する有志の数も減っていったとの事。
今の参道は、途中から「けもの道」に変わりますので仮に本殿を目指す場合は「山歩き」の準備なしに行かない方がいいでしょう。
(写真提供:おすくな社中)

中殿。
拝殿から歩くこと約25分くらいで到着しますが、残念ながら崩壊しています。
(写真提供:おすくな社中)

本殿(御陵)。
中殿から歩くこと約35分。
昔は円墳だったようで、祠はその上に整備されたようです。
参籠殿と同じように傷みは激しいとのこと。
(写真提供:おすくな社中)

本殿の少し下ったところに珍しい「狛猪」があります。
ここも参道だったようですが、今ではけもの道に。
今回の危機遺産の選定は「参籠殿」だけですが、画像をご覧のように拝殿、中殿、本殿も激しく傷んでいます。
細々と維持管理しているだけでは崩壊の危険性も出てきたことから「おすくな社中」がすべてボランティアで立ち上がったと聞きます。
おすくな社中では少しでも賛同いただける方を募集しており、全国からの募金も受け付けています。
詳細はおすくな社中のホームページをご覧ください。
おすくな社中ホームページ
(赤文字をクリックすればHPを見れます)
保存活動はまだまだ道半ばであり、WMFから認定を受けなければ資金援助はないそうです。
日々の活動を評価されるまでに先に建物が崩壊する可能性も十分あり得るとのことでした。
今回の危機遺産選定事例は、貴重な文化遺産を残す道として新たな動きと言えますが、その活動にはそれに携わるボランティアの力や加えて一般市民の文化財に対する理解(協力)は欠かせないと痛感しました。
なお今回は使用画像は「おすくな社中」様から快くご提供を受けました。
ありがとうございました。
ランキングに参加中です。
記事をご覧のあと、お手数ですが下記の<遍路・巡礼>バナーを1回押してください。

にほんブログ村
ご協力ありがとうございました。
大洲には「少彦名神社」が二つ存在します。
ひとつ目は、ここ菅田町大竹地区にある神社。
ここは少彦名命のお墓(古墳)が山頂にあり、藩政時代は「入らずの山」として厳しく管理されていました。
もうひとつは、菅田町菅田地区にある神社です。
ここは少彦名命が滞在したとされる場所です。
同じ名前を持つ神社ですが、菅田地区にある少彦名神社は地元の方の篤い信仰で守られています。
大竹地区にある少彦名神社は歴史的背景もあり氏子が存在せず、近代に入り地元の有志がお守りしていました。

神社の大鳥居前にある案内板です。
この案内板が見えたらここが「おすくな社中」が管理している神社であることが分かります。
さて参籠殿の前にある階段を上れば拝殿が見えてきます。
拝殿に繋がる石段は只ならぬ雰囲気を醸し出していて、なにかのパワーを感じます。
後から分かったことですが、カメラを通して見ると光のパワーだったのですね!

境内は風の音、鳥のさえずりなど自然の音しか聞こえてきません。
木々の緑がやさしく自分を包んでくれそうな感覚です。

拝殿。
多くの人はこの拝殿を「本殿」と間違えてお参りをしてそのまま帰るそうです。
それもそのはず。神主さんは別の所にいるらしく誰の説明もないからです。
でも、、、ここは「拝殿」ですよ!
光のパワーはすばらしく、午前中にお参りすることをお勧めします。
しかし何だろう。
神様が自分の近くに降りて来られている…。そんな感覚があります。
しっかりお願いをしましょう!
参考までに。
神社はその昔、拝殿左側に整備された参道があり、そこから中殿、本殿へ続いていたそうです。
しかし昭和30年台を境に次第に管理する有志の数も減っていったとの事。
今の参道は、途中から「けもの道」に変わりますので仮に本殿を目指す場合は「山歩き」の準備なしに行かない方がいいでしょう。
(写真提供:おすくな社中)

中殿。
拝殿から歩くこと約25分くらいで到着しますが、残念ながら崩壊しています。
(写真提供:おすくな社中)

本殿(御陵)。
中殿から歩くこと約35分。
昔は円墳だったようで、祠はその上に整備されたようです。
参籠殿と同じように傷みは激しいとのこと。
(写真提供:おすくな社中)

本殿の少し下ったところに珍しい「狛猪」があります。
ここも参道だったようですが、今ではけもの道に。
今回の危機遺産の選定は「参籠殿」だけですが、画像をご覧のように拝殿、中殿、本殿も激しく傷んでいます。
細々と維持管理しているだけでは崩壊の危険性も出てきたことから「おすくな社中」がすべてボランティアで立ち上がったと聞きます。
おすくな社中では少しでも賛同いただける方を募集しており、全国からの募金も受け付けています。
詳細はおすくな社中のホームページをご覧ください。
おすくな社中ホームページ
(赤文字をクリックすればHPを見れます)
保存活動はまだまだ道半ばであり、WMFから認定を受けなければ資金援助はないそうです。
日々の活動を評価されるまでに先に建物が崩壊する可能性も十分あり得るとのことでした。
今回の危機遺産選定事例は、貴重な文化遺産を残す道として新たな動きと言えますが、その活動にはそれに携わるボランティアの力や加えて一般市民の文化財に対する理解(協力)は欠かせないと痛感しました。
なお今回は使用画像は「おすくな社中」様から快くご提供を受けました。
ありがとうございました。
ランキングに参加中です。
記事をご覧のあと、お手数ですが下記の<遍路・巡礼>バナーを1回押してください。

にほんブログ村
ご協力ありがとうございました。
スポンサーサイト
| Home |