四国霊場第25番札所津照寺そばを流れる川に架かる橋「両栄橋」が架け替え工事のために全面通行止めになっています。これは歩き遍路、車遍路に関係なくわれわれ遍路にとって影響のある工事です。

津寺1-2

通行制限期限:平成31年5月末まで(予定)

津寺1-1


迂回ルートマップは、前後の札所(24番最御崎寺、26番金剛頂寺)でも入手できます。
とんでもなく迂回するようなルートではありませんが、近くをお参りする方は注意してください。
なおルートマップがない場合でも、現地に警備員がいますので「津照寺に行きたい」と言えば、その場で教えてくれます。





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弘法大師空海は彼の著書「三教指帰(さんごうしいき)」において、『阿波大龍嶽に登り、土州室戸の崎に勤念す」と記しています。ここで言われる室戸の崎とは室戸岬の御厨人窟(みくろど)を指すと言われています。今は崩落の可能性があるので中に入れませんが、数年前に入った時の写真があります。


御厨人窟
みくろど写真3

たしかにこの洞窟から見える景色は、「空と海」だけです。
それまで別の名前を名乗っていた青年がここから見える景色に感銘を受けて「空海」と名乗ったとされていますが、果たしてどこまで本当なのか?は謎です。




そして実は室戸地方には御厨人窟と同じような洞窟がもうひとつ存在します。
その洞窟は室戸岬と行当岬の間に位置しているのです。

不動巌(西の窟)
行当岬5-1

この洞窟から見える景色も「空と海」だけです。
ここでも青年空海は修行を重ねていたと伝わります。


いかがですか?
わたしは室戸の崎というのは、辺地修行において室戸地域全体を指すのではないかと思っています。
したがい御厨人窟を含めた洞窟や海岸修行で体感した「空と海」に感銘し、ヒントを得て自身に名づけたのではないだろうかと最近は思うようになってきました。


次回はこの「西の窟」を中心とした青年空海の修行場であった不動巌について述べてみたいと思います。




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皆さんは札所で納経を受ける際にお気づきでしょうか?
四国八十八ヶ所霊場の中で納経の際に寺名を「通称」で書くお寺を・・・

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第24番札所最御崎寺 = 東寺(ひがしでら)

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第25番札所津照寺 = 津寺(つでら)

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第26番札所金剛頂寺 = 西寺(にしでら)


特に気を付けたいのは、地元の人にお寺の場所を聞くときです。
24番と26番はあまり問題ないところに位置していますが、25番の場所が分かり難い時に「しんしょうじ」と尋ねると「知らん」と言われる可能性があります。特に年配の方に道を尋ねる時は「つでら」と聞いてみてください。

ではいつごろから、通称を納経帳に書き始めたのか調べてみたところ、少なくとも明治末期にはすでに通称で納経されていたことが分かって来ました。また御影に関しては、24番のみ「最御崎寺」に変わっていますが、25番および26番は今でも通称で書かれています。いろいろ調べていくと興味深いことが出てきます。そういう意味では、昔の納経帳は貴重な歴史的資料と言えます。


次回は26番札所の飛び地境内について書いてみたいと思います。



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四国霊場第35番札所清滝寺のご本尊ご開帳は、11月12~16日(5日間)だけの実施であり、春のご開帳はありませんでした。わたしは関西在住時に関西先達会役員を務めていた関係でご住職と面識があり、この機会にご本人にいろいろお聞きできれば、という思いでお参りしてみました。

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清瀧寺は参道が狭く、運転の苦手なドライバーに出会わない事を祈りながら境内を目指す訳ですが、概して運転のあまりお上手でないお遍路さんほど大きいお車にお乗りのようです(笑)
冗談はさておき、境内に到着すると目を引くのが写真のお薬師さんです。
このお薬師さん、実はご本尊をそのまま拡大したお薬師さんです。胎内に入れますので、お時間のある方はぜひ神秘的な体験をしてください。

スケジュール表にはご本尊とご縁を結ぶには、「要予約」と書いています。
お寺に電話すると、氏名・見学人数・見学時間・電話番号を聞かれますが、現場に行けばお参りは誰でも受け入れてくださっていました。お参りを済ませて納経所で「ご住職が一日中、宝物館の中にいます」とのこと。


本堂の裏手にある宝物館は、ご開帳に合わせて階段が登り易いように作り直されていました。
本堂を見下ろすように建っている宝物館は普段は固い扉に閉ざされているようですが、この日は2枚扉の1枚だけが開放されていて、中に入ったままのご住職は扉の外に出てくるわけでもなく、ひっそりとしていました。

仕方がないので、半ば強引に半開き状態の扉を開けると、ご住職がひとりで座っていました。
「ご無沙汰しています」から始まった会話がその後は尽きることなく、延々と続きました。

なぜ扉が全開でないのか?を聞いてみると、「湿度管理」との回答。なるほど!


清滝さん

お接待としていただいた3枚のはがき。
その中にご本尊の薬師如来立像の写真が入っていました。

ご本尊は平安時代末期(1150年ごろ)の作であり、仏師は不明とのこと。
ご本尊の左右に日光・月光菩薩、その外側に十二神将像が館内いっぱいにお祀りされていました。
ご住職からは、ご本尊の袖や耳にロープの跡があり、原因は廃仏毀釈のときに、ロープをかけて避難させたこと、明治4年廃寺になり、明治15年本堂建立されたことなどをお聞きしました。

「どうぞお経を唱えて行ってください」とご住職。

こんな機会は滅多にないので、お言葉に甘えて唱えさせていただきました。
ただ至近距離にご住職が座っており、我々のお経を聞いていると思うと、普段よりもお経の「キー」が高めで唱えている自分がそこにいました(笑)


途中から館内に入って来た先達さんが、ご本尊の前に置いてあった法具(塗香など)を勝手に使い出した時は、普段は温厚なご住職も「勝手に使わないように!」と注意されていました。それは至極当然のことです。皆さん、お寺にある法具を使う時は必ず許可をいただきましょう。





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四国霊場第32番札所 禅師峰寺は土佐湾の海岸に近く、標高80mほどの小高い山上にあることから、地元では「みねんじ」とか「みねでら」「みねじ」と呼ばれています。
山門の右側には池があり、今ではお不動さんが建立されていますが、昔はありませんでした。また山門をくぐると、今ではなだらかな階段が続きますが、昔は自然石が狭く築かれ急こう配の階段でした。

さて峰寺では、お参りの後にすばらしい絶景が待っています。
階段を上り切って、右側に行けば本堂ですが、左側に行くと土佐湾を見下ろす雄大な景色があるのです。


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絶景の前には、椅子が置いてあってそこに荷物を下ろすことが可能。
手前にあるビニールハウスが太陽に反射してこれまたすばらしい情景を演出してくれます。


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右側に視線を移すと、竜頭岬(桂浜)方面が見えます。
坂本竜馬記念館と桂浜荘(旅館)があり、人気の桂浜荘は予約がなかなか取れません。








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晴れた日の景色は最高です。
先を急ぎがちになりますが、わたしはこの景色のために10分は留まります。
自然の雄大さはわたしにとって「最高のおもてなし」でもあります。


たかが10分。されど10分。
洗心を受けるには十分すぎる時間です。




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