石鎚山の山開きといえば、皆さんは石鎚神社だけの神事と思っている方が多いと思いますが、実は前神寺(四国霊場64番札所)も石鎚神社とは別に石鎚大権現遷座(せんざ)として、山開き行事を実施しています。
行程は石鎚神社と同じで開白法要(お上りさん)が6月30日、結願法要(お下りさん)が7月11日にあります。

江戸時代以前は前神寺が幕府の庇護を受けて石鎚の山開きを管理していましたが、明治に入り廃仏毀釈の影響を受けて以降、今では「お山開き」と言えば石鎚神社の方が世の中に知れ渡っています。しかし前神寺も脈々とお山開きの行事を毎年欠かさず実施していることを知っておいてください。

そして今年はご縁があって、7月11日に実施されたお下りさん(結願法要)に参加させていただきました。


午前6時にお山にある前神寺奥の院から3体の権現様を先発隊が出して、下にある前神寺まで届けます。
わたし達後発隊は、朝6時に前神寺の駐車場から出るバスに乗り、ロープウェイ下谷駅に権現様をお迎えに行きます。
(ロープウエィ下谷駅で先発隊と合流して、そこから一緒にご神体を前神寺まで歩いて運びます)


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全行程は約20km。
3体の権現様を交代で運んでいきます。



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前神寺奥の院。
ここに山開きの期間中は3体の権現様をお祀りしています。





先達が先頭を歩き、それに続いて3体の権現様を運びます。
今年は総勢45名。
45名でも年々参加する人が減少しています。
(体力に自信のある方はぜひご参加ください!)


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途中のポイントごとに権現様を降ろして、そこで読経が始まります。
(ここは河口という場所)


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45名の読経は圧巻です。
周辺にお住まいの方々と一緒に手を合わせながらの読経でした。

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女性の方でも参加できるように最後尾にはバスが伴走しています。
歩きに疲れた方はバスに乗って移動が可能で、体力が回復すればまた歩くことができます。

権現様を背負って歩くためにスピードもそんなに速く歩くわけではありません。
お寺の行事は神社と違って「気合」「根性」なんてことはなく、和気あいあいとしながら歩くことができます。



次回は前神寺に到着した風景をブログでアップします。







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四国霊場第47番札所八坂寺。
毎年4月29日に開かれる八坂寺大祭は今年で14回目を迎えます。

年を追うごとに段々とお祭りの規模も大きくなっています。
今年は「坂本屋」さんが、お接待で出している草餅(坂本屋特製)のブースが出展。
草餅は飛ぶように売れて、午前11時ごろに完売となっていました。

ちなみに来年は15回目なのでお稚児行列を実施予定でお稚児さんを広く募集するとの事。


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八坂寺大祭では行者さんの質が高いので、すばらしい法螺貝の音色を聞くことができます。
写真は八坂住職を背中越しに撮ったものですが、住職が炎と煙をコントロールしているかのように見えます。



行者さんの火渡り動画です↓↓↓
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この角度から撮ったのはわたしだけです。
スマホしかなかったのが少し残念でした。



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今までおそらく50回くらいの柴燈護摩供をあちこちで見ていますが、今年は法弓の儀で東方に放たれた矢が偶然にもわたしの左腕に当たったのでそれをいただくことができました。空高く飛んだ矢は太陽と重なりながら落ちて来たので、わたしからは眩しくて見えなかったので腕に当たった時はびっくりしました。

そしてもう1本は知り合いの先達さんのお父さんがゲットしていて、それまたビックリでした。
八坂寺大祭では四国霊場の公認先達もたくさん集まることから、先達同士の情報交換の場でもありました。





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四国霊場第60番札所横峰寺。
このお寺の名物と言えば境内に咲く石楠花(シャクナゲ)です。

今年は例年になく早い開花となり、今が一番の見ごろを迎えています。

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車遍路の場合は駐車場から大師堂を過ぎると見事に咲く石楠花が見れます。
対して歩き遍路の場合は、山門をくぐる辺りから石楠花を見る事ができます。


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この石楠花。
先々代の住職が植樹をして約50年を数えています。

「見ごろはゴールデンウィークあたりまで」とご住職。
境内のシャクナゲはお参り目的の人だけでなく、わざわざお花を見るために遠方から訪れる人もいます。

ブログをご覧の皆さまもぜひこの機会に満開の石楠花を楽しんでみてください。
(写真提供:横峰寺 亀山住職)





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四国霊場第64番札所前神寺。
山号は「石鈇山」と言います。普通は「石鎚山」と書きますが、ここ前神寺は「鈇」と書きます。
パソコンで表記する場合は「フ」で検索すると「鈇」が出て来ます。
意味は尖っている、ギザギザしているという意味です。

この字が最初に古文書に出てくるのは1842年に編纂された「西條誌」に戦国武将の福島正則が石鈇山と書かれた額を奉納したとの記述があり、それ以前よりこの山号が一帯の地域で使われていたと推測されます。今では石鎚山となっていますが、昔は石鈇山と呼ぶのが一般的だったのかも知れません。

さて今回はその前神寺で実施された柴燈護摩を紹介します。
前神寺は明治の廃仏毀釈で一時的に廃寺になりますが、元々の場所は今ある石鎚神社がそうでした。
今でも石鎚神社には、前神寺の面影を各所にみる事ができます。

話は戻りますが、石鎚信仰の根本道場である前神寺の柴燈護摩は一般的な柴燈護摩供とは違います。
結界作法、斧、奉剣、奉弓などはなくシンプルそのものです。
もちろん護摩の後の火渡りもありません。


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お寺では代々、護摩供の中で結界作法がないのは、そもそもお寺全体が結界であると解釈することによります。
斧、奉剣などがないのも古くから行者に伝わっているためです。


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護摩のクライマックスは、護摩の周囲を3回、空櫃が回るところです。
この空櫃は夏山の時期に山から下りてきた(お下りさん)三体の権現様(石鈇蔵王大権現)が入っていたものですが、護摩ではその中に信者あら預かったお札が入っているそうです。



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時計回りに3回だけ護摩の周囲を回ります。
また三体の権現様は形、大きさ、持ち物、手の形がそれぞれ違います。
護摩が終わると祭壇にお祀りされていた権現様が本堂前に降りて来ます。



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本堂前に集まった信者の背中に三体の権現様を一人ずつ行者が押し付けていきます。
このご縁があるからこそ、火渡りをしない理由なのです。


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信者の列は最低でも300人は下りません。
その間、不動明王のご真言がずっと唱えられています。

わたしも体験しましたが、三体のご神体が自分の背中に押し付けられる時に熱いなにかを感じる事ができました。
そして最後にご住職、行者さんから今年のお下りさん(7月11日)に参列するように言われて帰路につきました。








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新年早々の1月14日(土)。
毎年この時期に四国霊場58番仙遊寺の柴燈護摩供があります。

今年は久しぶりにご住職が参加されました。
去年はひどい雨中での柴燈護摩だったので、今年は晴れて良かったです!

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写真右端がご住職でその左側が副住職。
今年は二人そろって開催。



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山寺なのであまり大きい火は焚けません。
しかしいい写真が撮れました。
よく見ると炎の中に昇竜の姿が見えます。



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火渡り修行。
住職に続いて副住職が渡る瞬間をうまく写真に撮れました。



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一般参拝者が渡る頃は火はほとんど鎮火しているので、やけどをする事はほとんどありませんので、安心して渡れます。ただ過度に渡ることを意識し過ぎるとやけどをする事はあります。普通に渡れば大丈夫です。


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わたしが渡る前に副住職がひと言。
「火を起こしますから待ってください」と言われました。

大きなうちわで煽ぐと、それまで燻ぶっていた火が起きて来ました。
これも修行と思い、気合とともに渡り切りました。
しかしさすがに無傷では済まずに足裏は少しやけど(笑)

ちなみにわたしの次に並んでいた人は火を再び寝かしてから渡っていました。

火が起きた状態で火渡り体験をしたい人は、来年の火渡りでわたしの後に続いてください。




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