四国八十八ヶ所霊場会は毎年、公認先達の募集をしています。
募集の締め切りは八月の初旬ごろまでに八十八のいずれかの寺院に書類を出す事です。
理由は、受け付けた申請書を各(阿波、土佐、伊予、讃岐)部会長あてに寺院が提出するのが八月末の締切だからです。

例年と違うのは、今年から四国4県に在住のお遍路さんもどこの寺院からでも新任申請できることです。
今までは、たとえば愛媛県在住者は愛媛の寺院からしか新任申請できませんでしたが、阿波や土佐、讃岐のどこの寺院でも申請が可能になったことです(ただし昇補の場合は新任申請をした寺院に限ります)。


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1寺院あたりの新任先達推薦者数は、30名です。
特定の寺院にご縁がある方は別として、ご縁のない方がどの寺院に推薦いただくかで迷うところです。
一旦、推薦をいただくと自身が昇補するごとにお願いに行く必要があるので、この先長いご縁となります。

お知り合いの先達さんを通じて寺院を紹介していただくことも可能ですが、その際に先達さんに「紹介料」などは発生しませんのでご安心ください。中には紹介料を請求する先達がいると聞きますが、それは一切ありません。



さてわたしのところにも毎年ながら新任先達希望の方から連絡がきます。
その際に必ずお聞きすることは「先達になって何がしたいか?」です。
ただ漠然と先達になりたいという人は寺院の紹介をお断りしています。

志の高い方には喜んで寺院の紹介をさせていただいております。




もうすでに今年の寺院の受付は始まっています。
1寺院あたりの定員も決まっていますので、先達を目指す方はそろそろ動き始めてください。


「わたしなんてまだまだ…」とは思わないことです。
八十八寺院を4周以上していれば条件は満たしていますので、どうぞお声掛けください。
先達になるのは様々な条件(ご縁)が整わない限りなることはできません。

それが「今」なのか?は、自分で判断するのでなく、お気軽にわたしあてにメッセージをください。
わたしは決して先達のハードルを上げているつもりはありません。
ただし言葉づかいなど失礼な人は容赦なくお断りさせていただきますのでご承知おきください。





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新年明けましておめでとうございます。
旧年中は弊ブログをたくさんの方にご覧いただき御礼申し上げます。
本年もお遍路ブログをよろしくお願いいたします。

さてお正月休みになにもすることがない方へおススメの遍路本を紹介します。
これは12月に開催された先達研修会でも取り上げられた遍路本です。


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筆者は真言宗御室派円明院(香川・仁尾)住職の武田和昭さん。
四国へんろの歴史(平安時代~現代まで)の中で、へじ→へんろに変遷した経過を細かく紹介され、江戸期の僧・真念によって爆発的に発展する四国遍路を見事に述べられています。わたしが興味あるのは、江戸期の僧・澄禅、運敞、真念、寂本のくだりです。どのように当時の人たちに四国遍路が広まって行ったのかがよく分かります。

全372ページはお正月休みに読み応えがありますので、ぜひ手に取ってみてください。
なおパソコンビューでご覧の方は弊ブログの左側にアマゾン広告蘭を貼り付けてありますので、そこから購入いただけます。
では佳いお正月休みをお過ごしください。






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12月5日~6日にかけて善通寺で実施された公認先達研修会。
中でも12月5日の新任先達研修会では、新任先達に対して「先達教典」が配布されます。

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先達教典には、先達制度と任務、沿革、勤行次第、四国遍路の歴史など先達に必要な基本的知識がぎっしり詰まっています。その中で先達の総数にも触れられていますので今回のブログはそこに注目します。



今年の新任先達に配られた先達教典は平成27年12月に発行されたものです。
この教典の中の現在の先達の総数を見ると、

先達の総数 15,363名
現在の先達数 9,085名
50回以上巡拝の先達 370名

と記載されていますが、わたしが今年(平成29年2月)に霊場会で聞いた総数は以下です。

先達の総数 16,041名
現在の先達数 9,290名
50回以上巡拝の先達 377名

先達  4,899名
権中先達 1,486名
中先達 1,204名
権大先達 725名
大先達 926名

先達の総数と現在の先達数の違いは、亡くなられた先達も総数としてカウントしているからです。
先達の総数から現在の先達数を差し引けば亡くなられた先達数がでてきます。
そもそも先達の平均年齢は約68歳ですから自然な流れだと思います。

以上のように、2年前のデータと今年のデータを見比べてもなかなか興味深いものがあります。



ちなみに初版の先達教典(平成18年)のデータは以下の通りです。

先達の総数 11,546名
現在の先達数 8,381名
50回以上巡拝の先達 267名

先達 4,370名
権中先達 1,457名
中先達 963名
権大先達 645名
大先達 902名

約10年前に比べると50回以上巡拝している先達が約100名増えていることが分かります。
ただし単に巡拝数を多く回ることだけが評価される訳ではありませんので最後に記しておきます。



わたしが先達になった時は「先達必携」という教本が全先達に配布されました。
ちなみに先達必携の初版は昭和42年11月発行です。






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12月の第一週目の平日は毎年ながら四国霊場会公認先達の新任式と昇補式が善通寺であります。
今回は12月5日に開催された新任先達研修会に行って来ました。

わたしの先達申請寺(54番延命寺)から、今年はわたしの紹介で二人の先達が誕生。
二人とも、志が高いのでわたしがお寺に紹介させていただきました。

本来は寺院住職が善通寺で行われる研修会に参加するはずでしたが、前週にご住職から体調が良くないので「わたしに代わってお祝いに行って欲しい」と依頼されての訪問。かと言っても寺院ではないので、研修会が終わるまで「外で待機」の巻(笑)


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お祝いに行って「手ぶら」で二人を迎える訳にもいかず、会場外でサンエイさん(77番札所前の遍路用品店)がブースを出展していたので、そこで錫杖袋を買う事にしました。しかしお昼の休憩前に行かないと良い商品が残っていないと思い、午前中に一度善通寺に行ってみると予想通り、たくさんの商品があり一品ものの錫杖袋をゲットできました。

そして研修会が終わる15時ごろまでは、待つ時間がもったいないので他の寺院にお参り。



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15時すぎに研修会が終了。
続々と新任先達さんが会場から出て来ます。

入り口では、関西先達会と東日本先達会の幹部が新任先達を拍手で送り出します。

二人を見つけて、お祝いの品を渡し、さらに寺院さんが会場から出て来たタイミングで片っ端から住職(副住職)に声掛けして新任先達と記念撮影を無理やりさせます(笑)



これはなぜか?と言うと、
自分が新任先達の際は何も無かったし、右も左も分からなかった。
覚えているのは、関西先達会の幹部の拍手の送り出しと「初心を大切にしよう」と感じたことだけでした。

当時のわたしと同じでは芸がないと思い、二人には思い出に残る何かを残してやりたかった。
研修会当日に感じた思いを大事にしていただくこと、寺院と記念撮影ができたことは一生の思い出となるでしょう。



さて、すでに来年に向けて先達を目指すお遍路さんはすでに行動を起こされています。
わたしの所にはお一人のお遍路さんが「来年の新任」をめざし、すでに4周の結願を終了。
先達になる「志」も高いと判断しており、延命寺からの推薦を住職に申請しています。

わたしの考えは、ただ数を回れば良いと思われるお遍路さんは考え方が違うので先達の紹介はしません。
先達になって、何がしたいか?が重要だと考えています。
また階級が上がると偉そうにされる先達さんがいらっしゃいますが、それも違うと思います。
どんな階級でも謙虚さが大事だし、つねに向上心を持つ人こそ先達に相応しい。
それを理解できる方こそ、新任先達を紹介できると考えています。






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四国八十八ヶ所霊場会に公認のバッジがあることをご存じでしょうか?
バッジは公認先達に允可されるものであり、非売品です。

バッジには2種類あり、1つは銀バッジ、もうひとつは金バッジです。
もうお分かりかも知れませんが、納め札の色にも関係します。

では具体的に
それぞれのバッジについて見て行きましょう。



1)銀バッジ

silver B1

八十八の霊場を25周以上49周までを巡拝をされた先達に、霊場会として銀札と写真の銀バッジが允可されます。



2)金バッジ

gold B1

八十八の霊場を50周以上99周までを巡拝された先達に、霊場会として金札と写真の金バッジが允可されます。




先達は自分が先達になったお寺(親寺)に申請用紙を提出して、霊場会の審査を受けて使用許可をいただく訳ですが、許可いただいたそれぞれのバッジを先達用の輪袈裟に必ずしも付けねばならない規則があるのかないのか不明ですが、金もしくは銀の納め札を持っている(使用している)先達すべてがバッジを身に付けているとは限りません。
わたしが思うに、せっかくの機会に苦労して手に入れたものであるなら、それは身に付けておくべきだと思います。

皆さんはお遍路中に先達用の輪袈裟を注意深く見てください。
これらのバッジを身に付けている先達には、一般のお遍路さんは遠慮なくお遍路に関して不明な点は聞いてください。その為にバッジを身に付けているのだと思います。経験豊富な先達が丁寧に教えてくれるはずです。







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ご協力ありがとうございました。