納め札。
自分が確かにお寺にお参りしたという証しを残していくためのお札。

四国88ヶ所公認先達の全員が持っている「先達教典」には、「納め札の歴史は古く室町時代に遡る」とあります。さて現代のお遍路さんは市販の紙製の納め札を仏具店などであらかじめ購入し、それに自分の住所や願意を記入して、お寺に設置している「納め札入れ」に入れて帰るのが一般的です。

箱の中を見ると、巡拝回数によって色分けされたお札がたくさん入っています。
ほとんどが白のお札ですが、中には銀色や金色、錦のお札が入っていることもあります。
ちなみに色別納め札の慣習がいつごろの起源なのか?は先達教典には記述がありません。



最近、札所で問題となっているのが、錦札や金札の持ち帰りについてです。
厳密に言えば、巡拝者が箱の中に入れた段階でそのお札の所有権と占有権はお寺に属します。
(お寺の許可なく、勝手に持ち帰ることは許されません)

ただし、地域によっては「徳をいただく」という意味において持ち帰っても良いとされるところもあります。
わたしは目くじら立てて、すべての行為をダメだとは思いませんが、納め札箱の中を引っ掻き回して色つきのお札を持ち帰る見苦しい行為は止めるべきだと思うし、また持ち帰ったお札をほかの人に売り付けるなんて言語道断だと思います。


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この箱は54番札所延命寺にある納め札入れです。
最近になってこのような書き物が貼られるようになりました。

この手の張り紙は、41番龍光寺が以前から貼ってありますね!



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最近のお堂には賽銭泥棒を防ぐ意味で防犯カメラを設置しているお寺が増えて来ました。
納め札を持ち帰る人はお寺からすればきっちり見られているという事です。

要するに
色つきのお札を欲しい場合は、持っている人から直接に手渡しでいただくことが無難です。
色つきの巡拝者とその場でタイミングよく出会えば良いが、そうでない場合はこれもご縁。



タイミングよく会えない人のために、下記の写真を用意しました。

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霊場会公認の先達は、先達専用の輪袈裟を必ず着用しています。
その輪袈裟に、写真のようなバッジを付けている人は(上:銀札使用者、下:金札使用者)色つきの納め札を持っています。これらのバッジを見かけたら、思い切って「お持ちのお札を分けていただけませんか?」と言ってみてください。





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高野山にはたくさんの納経ポイントがあります。
その中で、四国遍路を巡拝しているお遍路さんは奥の院、金剛峰寺、大伽藍にお参りしてご朱印をいただくことになりますが、わたしの頂いた時期と今では納経のスタイルが少し違うようなので、まとめてみました。

まず奥の院については、以前にブログで触れていますのでご覧ください。
奥の院ご納経今昔
(クリックできます)



(1)大伽藍

わたしの持っている大伽藍のご朱印は平成14年5月です。
この頃は、①大伽藍②根本大塔 大日如来③金堂 薬師如来の3種類のご朱印が存在。
このうち、参拝者の希望が特になければ、写真のように①の大伽藍と書くようにされていました。

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写真のご朱印は平成19年3月31日までの受付であり、それ以後は大伽藍のご朱印は廃止されます。
その代わりに下記のようなご朱印(2種類)に変更になりました。
その理由は納経所だった場所に仏様をお迎えして御供所と名前を変更したことがきっかけのようです。


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ご朱印のタイプは2種類です。
①大伽藍 根本大塔 大日如来
②大伽藍 金堂 薬師如来
この2種類は納経所の方から「どちらにしますか?」と良心的に参拝者に聞かれるようになり、以前とは対応が違うように思いますが、わたしの記憶では以前は納経所の前に「3種類のご朱印があります」と貼り紙があったように思います。


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ご朱印ブームとなった現在では、参拝者にどちらのご朱印がいいか?をいちいち聞くために長蛇の列になることもしばしばだとか。ちなみに以前の「大伽藍」のご朱印は、朱印がない事と職員さんも納経の練習をしていないので無理を言ってもいただくことはできません。

それよりも四国八十八ヶ所の納経帳は大伽藍の納経ページがない(金剛峯寺もない)ので、どこに書いていただくかを高野山にお参りする時は、現場で慌てることなく事前に決めておくことも大事だと思います。



(2)金剛峯寺

わたしの納経帳は平成11年8月にいただいたものです。
この当時は、朱印が4つあります。

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①高野山
②ご宝印
③総本山金剛峯寺の印
④高野山金剛峰寺の印

この4種類のご朱印がありましたが、③と④が重なる理由から現在は③が廃止されて合計3種類のご朱印になっています。


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現在は中心部にご宝印が大きく押されています。
4種類→3種類にいつの時代になったのか?は、正確には不明でタイミングとしては大伽藍と同じ時期なのかも分かりません。大伽藍のご朱印変遷は、辛うじてその当時にいた職員さんが1名だけ現在も在籍していたために判明したものです。

金剛峯寺のご朱印の件は金剛峯寺ホームページのお問い合わせフォームから質問しましたが、回答があるかは不明です。






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愛媛県今治市大島。
ここには、島四国という四国八十八ヶ所の写し霊場があります。
霊場は今から約200年前の1807年に開創された霊場であり、札所の場所も本四国を模した場所に建てられ、非常に興味深い霊場です。今でも巡拝者は絶える事がなく連綿と続いている霊場です。


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本来は徒歩での巡拝ですが、最近は車遍路も多く、縁日の3日間で結願できるミニ霊場ですが、札所札所でお接待があり、堂守りの地元の人たちとお話しするのも楽しみのひとつです。

巡拝方法は、しまなみ海道の大島南インターチェンジを下車。
下田水港の44番札所が遍路の起点となります。


今年の島四国:4月15日~17日(3日間)
(朝7時から夕方5時まで)



詳細は下記のホームページをご覧ください。
伊予大島准四国霊場会公式HP
(クリックできます)



この機会にお大師様のおる島「しまなみ大島島四国」へ







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昨年4月から全国130ヶ所で自主上映されているドキュメンタリー映画「いきたひ」。
今回は四国で初上映されるものであり、75番札所善通寺に先駆けて上映が決定しました。

いきたひチラシ

~あらすじ~
20年以上前から人を抱きしめて看取る事を実践している「看取り士・柴田久美子さん」の活動と、家族を抱きしめて看取った人たちのインタビューで、制作者の長谷川ひろ子監督自身も自身の夫を自宅で看取った体験談とその記録映像を長谷川監督自らのナレーションと言葉でつづるドキュメンタリー映画です。


You Tube 予告編
(クリックできます)

死を頭から否定するのでなく、死と向き合うことで、今、生きている人が生き切ることの大切さを知り、せっかくの命を精一杯「生きる」こと。命のバトンタッチを受け入れる事。いただいた命を生き切る事をそれぞれが考えるに相応しい映画だと思います。




どうか映画をご覧になりたい方は、掲載チラシの連絡先に連絡をお願いいたします。


映画開催日
11月19日(土)愛媛県今治市 今治明徳短期大学(定員:240名)
11月20日(日)愛媛県今治市 四国霊場第58番仙遊寺(定員:50名)

(前売り:1000円、当日券:1500円)




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四国別格霊場第10番札所西山興隆寺。
紅葉の名所として知られるお寺ではこの秋に55年ぶりとなる秘仏本尊のご開帳があります。

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本堂までの長い参道は、紅葉の季節だけでなく、四季折々でいろんな表情を楽しませてくれます。
中でもわたしは初夏の頃の青々とした緑の季節が大好きです!
写真は山門を過ぎたところのシーンですが、まるで絵の世界のようです。

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さて本堂の背面には、見事な三重塔(1836年建立)がありますので、この建物も見逃せません。
本堂よこから眺める景色は小松平野を見渡せ、下から吹き上げてくる風が心地よく頬を通り過ぎていきます。


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そしてこの秋。
55年ぶりに本堂のご本尊がご開帳(期間限定)になります。
次のご開帳は、55年後。

あなたはどうされますか??





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