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テーマ:四国遍路の白装束はいつ定着したか?

松山NDK



四国遍路において白装束といえば遍路の正装と言われて久しいと思います。
遍路指南書にも「白装束でお参りする」という記述が多く見られ、多くの遍路はそれに従います。

ではその白装束とは、いつごろから言われるようになったのでしょうか。
テレビドラマ「水戸黄門」のシーンで見られるように、江戸時代から?なんて思っている人も多いのではないでしょうか。
わたしは明治時代の遍路の姿を撮影した写真を見た事があるのですが、その頃の遍路は白装束ではありません。


今年の8月に愛媛大学の教授が調べたところ、実際に白装束が定着するのは、バス遍路が主流になる昭和30年代になってからという興味深い研究調査をされています。

なおこの調査にともなう成果報告は年内に発刊される論集にも記載があるようです。
この論集も興味深いものだと思いますので注目したいと思っています。


毎日新聞記事
(青文字をクリックすれば記事詳細を見れます)


ただここで紹介したのはあくまで白装束の歴史をヒモ解いただけであり、白装束を否定するものではありません。公認先達であるわたしは今後も白装束を基本として遍路の初心者には「白装束」をオススメする立場に変わりありませんし、自身においても白装束を身にまとい遍路することに変わりありません。





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